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【女子ハンドボール部】東日本インカレへ向け発進

【取材】中野優華

 女子ハンドボール部は、4月17日~5月22日に行われた関東学生ハンドボール春季リーグで5勝2敗という戦績を残し、2部リーグAにおいて2位となり、見事東日本インカレ(東カレ)の出場権利を獲得した。


 女子ハンドボール部は今年から新監督が就任したことにより、練習体制が大幅に変化した。新監督の本職との兼ね合いもあり、平日は学生たちが主体となって練習を行うようになった。それが学生たちの練習に対する意識が変わるきっかけとなった。女子ハンドボール2部リーグAの3強の中に入る順大は、昨年秋リーグ全勝優勝し2連覇を達成するなど上り調子であった。しかし、今年の春リーグでは2部リーグから上がってきたチームに思わぬ敗北を喫した。主将の山田里香(スポ4)は敗因について選手たちのモチベーションが下がっていたこと、主力の選手がケガで不在だったこと、新しいディフェンス体制がうまくいっていなかったことなどを挙げた。この敗戦がもう負けられないという危機感をもたらした。チームの状況や戦術などを改めて考え直した結果、3位から逆転で2位に上り、見事東日本インカレの切符を手にした。


 ただ、春リーグでは課題が浮き彫りとなった。春リーグの結果を受け、守りのディフェンスから積極的に仕掛けていく攻めのディフェンス体制にシフトチェンジすることとなった。1対1や2対2の練習を繰り返すことで個人の守備範囲の拡大や、4対4や6対6で組織としての積極的なディフェンス練習に取り組んでいる。また、体つくりにも注力している。ウエイト・トレーニングに加え、栄養士に月1回食事をみてもらう、3日間の食事の写真を送りアドバイスをもらうなど栄養・食事指導も取り入れている。


 また、山田は個人としても自分のポジションの役割を果たすこと、試合中の声掛けなどプレーに対して全力な姿勢でチームを引っ張ることを意識しているという。今年のチームは戦力的に3年生が中心のチーム編成ということもあり、コミュニケーション面では4年生が主体になりがちなチームのパワーバランスの偏りをなくすために部員全員と話すなど話し合いの場を多く設けるよう心がけているそうだ。


試合期が終わった今、部員一人ひとりが意見を言えて、活躍できるようチームを再構築に挑んでいる。東カレは、8月11日~13日に行われる。生まれ変わったチームの姿に期待したい。



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